CT検査

こんな症状はありませんか?

こんな症状はありませんか?

  • 持続する腹痛、もしくは突発的な腹痛がある
  • 頭痛やめまいが続いている
  • 胸が苦しい
  • 息切れがひどい
  • 背中が痛い

など

CT検査とは?

CT検査とは、Computed Tomography(コンピュータ断層撮影)検査の略称で、コンピュータによって体の断面を撮影する検査です。
当院に導入している機器はマルチスライスCTと言い、1ミリメートルの間隔で断層画像を作成可能です。

頭部ではまだ症状の出ていない微小な脳梗塞(無症候性脳梗塞)を早期に発見し、重篤な状態になる前にお薬での予防が可能になります。
またレントゲンでは写らない小さな肺がん、腹部においてもがんの発見のほか、緊急に治療が必要な重大な腹痛(消化管穿孔、急性膵炎、急性虫垂炎、尿路結石、腸閉塞、大動脈解離、卵巣捻転など)の診断にも大きく活躍します。

さかいメディカルクリニックで行うCT検査の特徴

検査結果の精密さと、短時間の検査時間の両立が、CT検査のもっとも大きな特徴です。

腹部、乳腺などを調べるエコー検査、直接内部をカメラで確認する内視鏡検査と違って、頭から爪先まで、全身の精密な検査が可能です。
そして実際の検査(撮影)時間は数分ほどととても短く、患者さんの体にかかる負担もほとんどありません。

CT検査をする場合は、健康診断やエコー検査などで何らかの異常が認められ、もう一歩進んだ検査をする場合、またがん治療中の経過観察としても活用されています。
お腹、胸、背中などの痛みなどを感じている、咳が続いている、頭痛やめまいがあるという方は、一度しっかりとCT検査で不調の原因を明らかにし、これからの生活の道筋を改めて立てていくことをおすすめします。

マルチスライスCTとは?

さかいメディカルクリニックでは、マルチスライスCTを導入しています。
マルチスライスCTでは、一度で従来のCT撮影16枚分の断面図を一気に撮影できます。
そこで得られる体内の情報は従来よりもさらに詳細なため、検査時間の短縮、そして被ばくの軽減にもつながります。

CT検査のメリット・デメリット

全身の撮影が短時間でできる

CT検査は疾患の発見、そしてがん治療後の経過観察などにまで幅広く使用されるほど、詳細で正確さに長けた検査です。
全身を調べることができるので、がんの経過観察時には手術部分だけではなく、全身に転移がないかなども一気に検査できます。

MRIとの違いは?

全身の検査ができるのはMRIも同様ですが、MRIでは急性期の脳梗塞の発見や椎間板ヘルニアや圧迫骨折など整形外科領域や卵巣腫瘍などの婦人科領域の診断に有用です。
CTはMRIより脳出血や呼吸器疾患(肺炎、肺がんなど)の検出にはるかに優れており、短時間の検査で済みます。
それぞれの検査を適切に使い分けることが大切です。

微量の被ばくがあるため妊婦などの場合は注意が必要

患者様への負担が非常に少ないCT検査ですが、レントゲン検査(エックス線検査)と同じようにエックス線を使用し、放射線の被ばくは避けられないため、1ヵ月に何回もできるような検査とは言えません。
そのため短時間での撮影が可能なマルチスライスCTが現在さまざまな医療機関で重宝されています。

特に妊娠中は胎児に悪影響を与える可能性があるため、患者様から検査を受けたいというご希望があったとしても、状況や病状をよくよく考えた上でお断りすることも多くあります。
もちろん検査が必要と判断した方には勧めますが、むやみにCT検査を行うことはありませんのでご安心ください。

CT検査を行わない場合は、エコー検査や内視鏡検査など、どの検査が適しているかをしっかり判断します。
さかいメディカルクリニックの院長はさまざまな検査機器に精通していますので、心配ごとがある方はぜひ遠慮なくご相談ください。

CT検査でわかる病気

肺がん・肝がん・膵がん

肺がんは男性のがんでの死亡率の1位に入るほどのがんです。
肺がんの症状には、治りにくいせきや胸の痛み、息切れ、血痰、声のかれなどがありますが、進行しないと症状がほぼないという手強いがんです。

肝がん(肝臓がん)は肝臓にできるがんの総称です。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、炎症やがんがあっても初期には自覚症状がほとんどないため、医療機関での定期的な検診や、ほかの病気の検査時に異常を指摘されるケースも多く見られます。
消化器内科での定期的な検査が早期発見の要になります。

エコー検査で全ての膵臓を観察することが難しく、膵癌の早期発見は簡単ではありません。
膵臓がんは小さいうちは症状が出にくく、進行してくると、腹痛、食欲不振、腹部膨満感(おなかが張る感じ)、黄疸(おうだん)、腰や背中の痛みなどが起こります。

肺炎・胆のう炎・膵炎・虫垂炎・憩室炎

CTは肺炎、胆のう炎などの炎症の症状を発見するのに有用です。
特に急な腹痛などがある際のスピーディーな検査・診断には、CTが適しています。
気になる症状がある場合は、遠慮なく受診されてください。

脳梗塞・脳出血

脳出血・脳梗塞が起こると、脳組織に損傷をきたし片麻痺などの運動麻痺(運動障害)や構音障害、嚥下障害などの機能障害が後遺症として残ることも多くあります。
寝たきりになる原因にもなるため、CT検査でのごく微小の早期の発見が、予防に大きく役立ちます。
頭痛やめまいなど気になる症状がありましたら、ご相談ください。

甲状腺腫瘍・卵巣腫瘍

腫瘍の多くは良性ですが、中にはがんが隠れているもの、もしくは放置するとがん化するものもあります。
甲状腺腫瘍の場合は甲状腺がん、卵巣腫瘍の場合は卵巣がんが隠れている、もしくは進行してしまうこともあるため、特に女性の方は一度検査を受けてみることをおすすめします。

尿管結石

尿路結石とは、腎臓から尿道までの尿路に結石が生じ、突然の激しい痛み、血尿などの症状が見られる疾患です。
男性の疾患というイメージがありますが、閉経後の女性にもあらわれる疾患です。
夜間や早朝に起きることが多く、まれに腎盂腎炎を併発し、高い発熱を引き起こすこともあります。
急な痛みなどがある場合は、我慢せず、遠慮なく受診されてください。

大動脈瘤

心臓をスタート地点とする、全身に血液を送る「大動脈」という臓器が拡大し、破裂のおそれがある病気です。
大動脈瘤破裂になると死亡率が非常に高くなり、緊急手術を行っても助かる見込みが少ないです。

大動脈瘤があっても、初期は自覚症状がほとんどありません。
しかしコブ(瘤)が大きくなるにつれて、お腹を触ったときに脈打っているのがわかるようになります。
また便秘や腰の鈍痛、足のしびれが伴うこともあるため、気になる症状がある方は検査をおすすめします。

CT検査の流れ

STEP01

問診・診察

現在の症状や不調を感じ始めた時期などに加え、家族の病歴なども確認します。
また飲酒、喫煙などの生活習慣、アレルギーの有無などもヒアリングし、症状の原因を知るためのヒントを集めていきます。

STEP02

検査の必要性、検査の説明を受ける

問診や診察などにより、疾患の有無を調べる必要があると判断した場合、CT検査を受けることになります。
当日受けることができることがほとんどですが、患者様の希望や状態によっては後日になることもあります。

STEP03

検査実施

アクセサリーや眼鏡などの金属類を外し、検査台に横になってから撮影が開始されます。
脱着しやすい服装がスムーズに検査を進められる場合もあるので、検査前に確認しておくと安心です。

STEP04

検査結果と今後の説明

さかいメディカルクリニックでは、基本的に当日中に検査結果が伝えられます。
モニターでCT画像を医師とともに確認しながら説明を受けます。
結果によっては経過観察、治療、専門の医療機関への紹介など、患者様お一人お一人によって道筋はさまざまです。

STEP05

定期検査・経過観察

まだ治療などが必要でない良性腫瘍などの腫瘍性病変の経過観察や癌手術後などの場合は定期的に検査を受ける必要があります。
その際、医師と話し合い、計画的に定期検査を進めていきます。

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