超音波検査(エコー検査)
こんな症状はありませんか?
- 急な腹痛がある
- いつもおなかの調子が悪い
- 食欲不振
- 吐き気や嘔吐がある
など
超音波検査とは?
超音波検査は、人間の耳では拾えないほどの高い周波数の超音波を身体にあて、反射波を画像化して診断する検査方法です。
腹部では肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓などの臓器の観察ができ、腹痛の原因になる病気の発見に役立ちます。
また甲状腺疾患や乳腺疾患などにも非常に適した検査方法です。
さかいメディカルクリニックで行う超音波検査の特徴
放射線量を抑えており、肌の上を検査器具(プローブ)が滑っていくだけの検査のため、患者様の苦痛が非常に少ない検査ですが、病気の早期発見にとても役立ちます。
さかいメディカルクリニックでは予約なしの即日検査・診断が可能なため、日頃お忙しい方でも気になる症状などがあれば遠慮なくご来院・ご相談ください。
腹部超音波検査を午前中に希望される場合は朝食抜き、午後に希望される場合は昼食抜きで受診していただきますと、それぞれの診療の合間に検査実施をいたします。
超音波検査の種類
※当院では
心臓超音波および乳腺超音波検査はしていません
心臓超音波検査
心臓超音波検査(心エコー)は、心臓を輪切りの状態で確認し、心臓に病変がないかなどを調べる検査です。
胸の圧迫感、動悸、日常生活での息切れ、脚のむくみなどの症状がある場合、また高血圧や糖尿病の方も心臓超音波検査を定期的に行うことで、心疾患の予防につなげられます。
心臓超音波検査でわかる病気
心臓超音波検査(心エコー)では、心臓の形態(大きさ・厚み・弁の状態)、動き(心臓のポンプ機能の状態)を知ることができるため、狭心症や心筋梗塞、心筋症、心筋炎などがわかります。
腹部超音波検査
腹部超音波検査は、腹部全体を調べられる検査です。
肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、子宮などがこの検査に適用されます。
腹部超音波検査でわかる病気
胃や腸管、肝臓、腎臓、膵臓、胆嚢、脾臓などの腫瘍性の病気、脂肪肝、胆嚢ポリープ、胆石、腎のう胞、腎結石、尿管・膀胱結石、前立腺肥大、子宮筋腫、卵巣のう腫など、消化器以外の臓器の疾患が幅広くわかります。
頸動脈超音波検査
頸動脈超音波検査(頸動脈エコー)では、首にある頸動脈の状態を調べます。
頸動脈壁のプラーク(かたまり)の状態や、血管が狭くなった部分の血流の速度、血流の方向なども確認できます。
頸動脈超音波検査でわかる病気
おもに加齢や生活習慣によって起こる動脈硬化の有無や進行程度を知ることで、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高いかどうかがわかります。
動脈硬化のリスクファクターである脂質異常(コレステロール値の異常)、糖尿病、高血圧、喫煙習慣がある、肥満気味である、運動不足気味の方はぜひ受けていただきたい検査です。
甲状腺超音波検査
甲状腺超音波検査では、仰向けに寝た状態で首の付け根周辺にある甲状腺に超音波プローブをあて、甲状腺の大きさ、腫瘤(腫れ物やこぶ)の有無、周辺のリンパ節の腫れなどがないかなどを調べます。
甲状腺音波検査でわかる病気
甲状腺がんのほか、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)や、橋本病(慢性甲状腺炎・甲状腺機能低下症)の診断にも大きく活躍します。
乳腺超音波検査
乳腺超音波検査では、乳房内の病変の有無、しこりがある場合はその大きさ、わきの下など周囲のリンパ節の腫れの有無や腫瘍の転移の有無などを調べ、乳がん検査の最初の第一歩として大きく活躍しています。
乳腺外科ではマンモグラフィーと組み合わせるケースも多く見られます。
乳腺超音波検査でわかる病気
腫瘤がある場合はそれが良性であるか(線維腺腫、のう胞など)、悪性であるか(乳がんの可能性があるか)がある程度判別可能です。
一人ひとりの状態に応じ、細胞診(針生検)を行ったり、数ヶ月ごとに経過観察を行います。
超音波検査の流れ
STEP01
問診・診察
問診や診察により現在の病状が超音波検査が適しているかを判断します。
STEP02
検査実施
検査室へ移動します。
患者様はベッドの上に仰向けになった楽な状態で検査を受けます。
超音波検査用のゼリーを各部位に塗布し、プローブと呼ばれる機械を肌に当て、軽い圧迫を加えながら検査をします。
検査時間はおおよそ5~10分程度です。
STEP03
検査終了
体についたゼリーを拭き、身支度を整えて検査終了です。
ゼリーは無害なので、多少肌に残っても問題ありません。
また検査後の注意点も、特にありません。
STEP04
検査結果と今後の説明
さかいメディカルクリニックでは基本的に当日中に検査結果が伝えられます。
モニターで画像を医師とともに確認しながら説明を受けます。
結果によっては経過観察、治療、専門の医療機関への紹介など、患者様お一人お一人によって道筋はさまざまですが、いずれも丁寧に説明いたしますので不安点、不明点があれば遠慮なくご質問ください。
STEP05
定期検査・経過観察
超音波検査はエックス線の被ばくの心配もなく、すぐに受けられ、患者様の身体的な負担も非常に軽い検査です。
患者様お一人お一人の症状に応じて、数ヶ月に一度の定期検査などが必要になるケースもありますので、医師としっかりと話し合いましょう。